the cell ~恐ろしいほど美しい、甘美映像曼荼羅に落っこちレ

あらすじ:(@映画生活より抜粋)誘拐した女性を巨大な水槽の中で溺死させる連続殺人事件が発生。数日後、容疑者スターガー(ヴィンセント・ドノフリオ)が逮捕されるが、彼は分裂症発作で昏睡状態に陥っていた。FBIは患者の潜在意識の中に入るという最先端技術を駆使した治療を実験中の女性心理学者キャサリン(ジェニファー・ロペス)に協力を依頼。戸惑いながらも凶悪犯の脳に入り込んだ彼女は、その邪悪な精神世界で恐るべき体験をする。


芸術的な画、衣装、絶妙なトリック、独創的な感覚に

アートの領域を超えたストーリーの秀逸さも光る一作。

ゥマいな、、、本当に上手だ。


面白い映画。10年くらい前か、初鑑賞。

今回4度目。


画も内容も運び方も上手な、まさにこんな引越し業者がいたら

お願いしたいような手際のよさ。


芸術すぎる新しい視点でのこの写し方、手法は

当時かなり衝撃的だったのではなかろうか。


衣装では、たしか石岡瑛子様監修とかで、賞とっていた?


人形の久月だって、コレを見て対抗しようと

ワダエミ女史にお願いしたんだろう。ぅン。(絶対違う)


雛人形とは全く関係ないのかもしらんけど、

発売当時、そのウワサを聞いていたので

ワダエミ監修なら、てっきり


”グロぃモッサリとした雛人形”

になるかと思った。


…そんなんぢゃ、ぉヨメにいけなくなるか…

グロモッサリ人形。。。


”雛あられ、ドカ喰い。”とかだよな。

トラウマになっちゃうよね。


結構あっさりした雛人形でしたネ。

もしかしたら、石岡瑛子女史なら

グロモッサリ雛を作っていただけるかも!


ただ、十二単やらには、

確かに石岡瑛子女史の今まで培ってきた

「ジャパニズム」の原点が見られる。

この映画でも、そんな「ジャパネスク」、

そして、「ハイパー異次元感覚」?(稚拙な言葉だな)

が見事に融合したような衣装だ。

まさに芸術以外のなにものでもない。


話は流れて、元に戻る。

人間の精神世界を上手に画で表現。


精神異常者ぢゃなくても、

普通だって思ってる人の精神だって普通にヤバぃんだ。


…普通って何すか。

…そんなもの、ナイ。

…そんなもん、無い。




分かりやすく言えば、普段良く見る「夢」の印象に近い。


自分は夢日記をもぅ10年以上も書き続けているが、

結構夢占いとか面白い。

会社の人の夢診断してあげてるし。(無料←あたりまえ)

是非、不思議な夢を見たょ!って人はご一報いただきたい。

診断しまするぞ。ムムッ(アンタなんかに頼むかっ、と声もするが)



誰もが寝ている間に見る「夢」。

その感覚をしごく秀でた演出、画で表現できている。

本当に上手い。


画が、モンの凄く、”グロ美しい。”


ハッ!ってビックリする。


ビザール的な感覚もいい。

なんとなく、女王様仲間にもゥケがいいの

はそのせいかもしらん。



ジェニファーロペスも綺麗だ。美しい。


映画に関しては可哀相な事に駄作出演が目立つ彼女だが、

歌、容姿、自身のブランドに等映画以外に関してはストイックな

美しさとたくましさがキチンと出ている。

歌、好きだ。


J.Lo旦那サンは…数々のゴシップの的にされる、

なんともいえない哀愁漂う旦那だが、

そんな自分にも他人にも厳しい彼女が選んだ旦那だ。

素敵な人だろう。

双子出産で5億円!?の掲載料!?

とにもかくにも、めでたい。


ちなみにアンジェリーナは次の双子出産時には10億円とか。

さすが国連大使!さっそく寄付だろうか。


この映画では、彼女の魅力を損ねるようなソンなコトはしない。

イイ映画に出たね、J.Lo!


芸術的な演出に画なわけで、

内容がおざなりになりそうな気配がするが、

これまたビックリ、優等生。


クラスでよくいる、勉強もスポーツも美術も満点な子。

多分コイツだ。


もともと、プロモやらCMやらを手がけてきたインド人監督

(だと思う)←調べません、すいません。もぅ、慣れたっしょ。


曼荼羅や、そんな精神世界をよく知っている方だろう。

画でわかる、そのIQの高さ。


インド、ネパールに行っていたときに寺院で

作成しているのを見せてもらった事がある。

人間の精神世界、そのものなんだ、曼荼羅は。

素晴らしい芸術作品。


美しすぎて、怖い。

怖いほどに、美しい。

怖さを内包した美、一番よくあらわれているのは、

人間の顔だと自分は思うがな。



人間の意識下にある、繊細で、美しい、「悪魔」。

その悪魔が魅せる、「悪夢」。


全部、自分の中で、実は毎日起こっている。

蓄積されている。欲求している。

変化し、拡大と縮小を繰り返す。


自分の中の狂気を、チラと垣間見たい。

怖いものみたさで、悪夢にイザナワレタイ

そんなときには、この映画。

きっと、イイモン魅せてくれるだろう。

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