[#しーもん映画どっとこむ。]bellflower ~自己申告型、なぁどでぎぃくな、失☆恋☆男☆子!

bell
あらすじ:(Yahoo!映画より抜粋)『マッドマックス2』を愛し、悪の首領ヒューマンガスに心酔するウッドローとエイデンは親友同士。映画で 描かれた文明滅亡後の世界を夢見て、二人はひたすら火炎放射実験や戦闘用改造車作りに明け暮れていた。そんなウッドローにも恋人ができ幸せなひと時を過ご すが、恋人に裏切られた彼は怒りと絶望から正気を失い、狂気に陥っていく。







「もう、ダメだ・・・オンナは、信じられない。」







一言で言えば、



ナードでギークな失恋男子。



なのである。





あくまでも、あたしの中だけの、は な し!

ですけどね☆









先日、六本木・森ビルでプレゼンの帰り、
しつこくお願いされると根負けするタイプのあたしは
仲良しの後輩君の夜お茶に付き合うことになり、

”失恋相談”(?)
というモノをサレた。





 



彼曰く、
「別れた後の相談ですから、コレは”失恋相談”ッス。」

というコトだったのでそうなんだろうけど、
「失恋の相談」っていう言葉自体が???というカンジ!?

日本語の辞書を編集しているあたしにとっては
大変不思議な響きだった事は言うまでもない。







失恋相談の内容はといえば、後輩君のプライバシー・・・
個人的なコトなのでここでは伏せマスが、だいたいは
「(今回の恋愛に対しての)愚痴と反省」であった。






地元の渋谷と違って六本木は気が向いたトキしか遊ばない為
女王様のいる店や友達のいるストリップバーくらいしか知らないので
(seventhheaven、みんなヨロシクね♡)

あたしの得意な「夜散歩(?)」に持ち込み、
(のんびり歩いておしゃべりするのが一番好き)

新宿まで歩こうか~、ってなったのだけれど、
赤坂に抜ける途中、ミッドタウンにあるオープンエアーな空間を見つけた。







ソコは去年もバカルディが主催していた公園の一角にあるバー、
・・・ビアガーデンみたいなモノね、

そういえば結婚する前、
去年天才クンと一緒にスケボー持って寄った、とか思い出し、

今年もやってるンだ!のヒトコトで暫し休憩、と相成った。






恋の痛手とバカルディでグダグダになった後輩君の
「失恋相談」をBGMに

汗をかいたモヒート(ノンアルコールにしてもらった)
の滴を指でなぞりながらあたしは

ふと、この映画の話を思い出していた。








「失 恋 男 子 、、、か。」









失恋した男子。

言葉にすれば一行で終わる、
なんとも哀愁漂う文字列なんぢゃないか。


 

 

 



恋に破れた男、と書けば、なんだか

「大地踏みしめて、明日からまた前向いてがんばっちゃう、」的な

雑草系な男気すら感じてしまうのに、




この失恋男子、という文字列は

「暗い部屋、体育座りで膝抱えて静かに瞳潤ませてる、」風の

なんだかもう、、、やるせなさ満点。なのはなぜだろうなぜかしら。


 






昨今の草食だ、肉食だ、天然だ。Sだ。Mだ。という言葉には
とんと興味がないけれど、

「オレって草食系だから!」やら
「あたしって天然って言われるの~」やら
「ドSなんですよねぇ・・(何故かドヤ顔)」やら
「自分、不器用ですから・・」(最後健さん)


なーんて自己申告するヒトがいて、





ま、自己申告するヒトってのはナンでもそうですけど、
だいたい「実際は申告と違う」、
「実際は憧れてるフシがあるから申告する」、
っていうのが
あたしと仲良しの女友達の中では暗黙のルール。



だってだって、、、!!!


だって、ホントにほんとに、ほんとうに、正真正銘、
真正の、草食だったり天然だったり包茎だったり(!)、、、っていうヒトは


ビックリするくらい「自覚がない」ハズなんだ、もーん☆
※ホーケーは早いうちに自覚して欲しいがな。





ただし、そういう”自己申告”はあたしの場合、
イヤぢゃない、、というか、キライではないんですよねぇ。。。






ソレは、「自己申告」することによって、
実際はそうでなくても、とりあえず
自分の”ウリ”を相手に上手に伝えているから。





あたしや女友達の言う自己申告と違うぢゃん!っていうのは、
あくまでも受け取る側の判断であってソレはソレでいいんだと思うし、


逆に(そのヒトのコトが)良い意味でも悪い意味でも
「その人となり」がワカりやすくて、いいんぢゃないかなぁ、
というカンジを受けるのデス!

※あたしの”自己申告”は「変態痴女」ですケドねっ☆(>早々に自覚しろよ)

 






さて、この映画のハナシに戻りますが
この映画はナニ系なのかは定かではないけれど、

完璧な「自己申告型」、なかんじがしているの。







つまり、自分のナニが魅力的で、ナニがカッコイイのかを、
この作品のドコが”ウリ”なのかを、

この映画自体が「知っている」、ような気がしてならない。

 









マッドマックスヲタクで無職、
世の中ナナメに見ながらもケッコーまっすぐ純情系。

そのうえ、夢みがちな少年で、
いつか世界の終焉(世紀末)が来ることを信じちゃってる。

せっせと火災放射器をDIYして試し放射。
車の助手席からウイスキーが出るように改造しちゃってご満悦。

そんな、ナードでギークな草食系男子、2人。






こうやって書いたら、あら不思議☆
この主人公たち・・・映画に、

”成らざる負えない感じ”。

”成りたくてしょうがない感じ。”

し ま せ ん か ?






まぁ、このくらいインパクトないと、映画にならないぢゃん!
っていわれちゃうんでしょけど、

フツーのヒトのフツーのハナシがおもしろかったり、するから、
どうしても、あたし的には、そこまで仕込まなくても・・・

と思ってしまうンですよねぇ・・・










・・ちょっと、イヂワルかなぁ。。??  ヘヘヘ☆









はてさて映画といえば、
ソンな二人の面白可笑しい友情物語かと思いきや、
話は序盤からいきなり「恋愛モノ」に、
更には「失恋モノ」としてドリフトして車線からハミ出し暴走していく。。。





この、最後に向かってダメスパイラルにおっちんでく(?)
「疾走感」??というのかしら、
「もーどーしょもない感」??が
この映画の強みであり、また弱さでもあって、

 

 

 

自分が ダレに受け入れられて、ダレに毛嫌いされるか。

ドノ範囲に好かれて、ドノ層に支持されるのか。

どんな人に酷評され、どんな人に見てほしいのか。

とかを、この映画は、実は知っているように思えて、、、???








ソンな気はサラサラない!とか言われるとは思いますが、

全編に漂う、「カッコツケMAN」な”ニオイ”。がするんデス。







だので、
そいうトコロがなんだか 「イケスカナイ」 感じがして、

そんな彼は、

ちょっときになるけど、
ワザと、気にしてないフリ☆

なぁーんて、したくなっちまうん、DA!








こちとら気分は勝手に小悪魔☆(あんたはホントに勝手だな)

ソンな映画なのでR。










ま、言ってみれば、知らん顔して「かっこつけてる」、っていうのが、
ナチュラルじゃなくて、自己申告型。

「オレっち、カッコイイっち!?」>その言い方はかっこよくない
って、すっごい”出ちゃってる”気がするワケです。



で、そういうのって、オンナとしては、
もちっと、バレないように、

カッコつけて、欲しいナー、、、なんちゃって♡







ま、語弊あるカモですが、
あたし個人はもっと、サラっと、意図してないトコで、、、

フトした瞬間に



「キャー!!!でっ・・・出ちゃってるッ!!ポロリしてるッてばッ!!(ナニガ)」


ミタイナ、
そういう、「かっこよさ。」を、常に欲してるワケであり〼。。。!>敬礼
(語弊ありすぎだろ)









個人的なハナシになっちゃいますが、
オトコでもオンナでも、映画でも、音楽でも、なーんでも。






ホントにカッコいいヒトや映画やモノって、
自覚がないから、「カッコイイ」。っていうの、ある!って
あたしはずーっと前から思ってて、





ソレはなんか、あたしの歴代☆周りのカッコイイヒト、カッコイイオンナ、達は、
本人たち、「かっこつけてる」気がしないのに、
ナチュラルで、かっこよかったり、天然だったり、美しかったり、するカラ。




で、いつも
「あちゃー、、、、、本人全然気づいてない!!!出ちゃってるヨッ!!!」
ってナルんです。


で、あたしは、そんな感じの、意図してない、
ふとした瞬間の「かっこよさ」。がスキなんだナー、ってコト。





そんでもって、あたしは、
「オレ、かっこつけてるンだけどッ!!!見て!見て!」って
一生懸命言ってるヤツも、

特にキライぢゃなくって、逆に、そういうヤツって本人、
ワカりやすくて、カワイくて、いいぢゃない!?

ってコト。




なんでした!!!(なんぢゃそら)







ん、結局、シュミのモンダイ。になってきちゃうのかも、デスが!!!



でも、こういうのってヒトそれぞれだし、ムツカシイですが、
あくまでも、あたしの話ですから、流してイタだけるとアリガテーんですけども。







この映画は、そんな”人間のタイプ”を
モーセの十戒のごとく、二分する。







あたしのようにこういうのダイジョーブなタイプ、
スキなヒトは多分相当面白いというだろうし、

キライなヒトには徹底的に酷評される、
ケチョンケチョンに言われちゃう、っていうのもきっと
この映画の許容範囲、想定内のコトなんぢゃないカナー?って思ってしまって、






失恋して復讐?報復?嫉妬?に、
燃えたぎるナードでギークな男臭さ。の中に、

全て計算済み、ロックオンな状態で合コンに参加してるような、
妙にしたたかなオンナっぽさを感じる。

ソレが、カッコツケMAN☆だ!ってなってしまう。










ただ、そういうイヂワルな見方をしなければ、、、。
というか、この映画がホントに気取ってなくて、

天然でこういうスタイルの目茶苦茶イイヤツ!とかだったら、
ものすごく申し訳ないンですけどね・・・!!

めんごめんご☆てっへーん!

(得意の舌出しウインクで>謝罪が昭和)









”オンナってよくわかんない。”

とはオトコの常套句ですが、

オンナにとって、オトコノヒトも、よく、ワカんない。



・・コレもまた然り。









この映画、女友達と見たのだけど、
全員「なんかオシャレ気取ってるワリによくわかんない」、
という感想で満場一致だったにも関わらず、
何故か周りのオトコトモダチは「結構スキ♡」っていうから不思議現象。


こういう男女で意見が分かれた映画は、
以前あたしが結婚を発表したときに書いた感想文の映画、
「(500)日のサマー」以来の快挙なんですた☆





内容に関しての感想といえば、個人的には、

「オシャレなワリには、内容が雑」(!)。

という印象。





主人公が彼女にゾッコンになっていく経緯が
時間の関係だか脚本の雑さなのか??
とにかく存分に描けてないので、

けっこー浅い感じで、「アイシテタ。(浅ぇ~)」みたいに写っていて
せっかく面白いのに、勿体ない。というか残念でならないんですケドねぇ。。。





彼女の浮気発覚から、狂っていく、主人公。

おれっち、オメーのコト、狂うほどに、愛してたのにィ~!きー!
みたいなのが、前半で十分に描けていないので後半いきなりソンなんなられても、

逆に、「え、そ、、、ソンなにアイシテタの?アレっぽっちで?>失礼すぎる」

みたいに鑑賞者がビックリする仕掛けになっておりまして、

ソコが、なんだかオンナ的には冷めた目で見れちゃう場合があります。







しかしながら、カメラワーク?アートワーク?
コレはすごくイイ雰囲気♡

フィルムの色使いや、音の加減、、、、足音とかそういう雑音がキモの
あたしにとっては、「おぬし!(やるな!)」みたいになりましたモン☆>あんた誰



 

 

 


ブっトンだ映像に主人公たちの現実逃避的な夢を垣間見るが、
根底に流れる抒情的な詩に、



あたしたちオンナはわざと、

気づかない素振り、しちゃう。


 

 



オトコには、オンナにはわからない、
オトコの「詩」があるんだ。








それは、スキなオンナには、ダメなトコロも含めて愛され隊!



本当は、「カッコつけたい」、そんなオトコの詩。










【もう、ダメだ、、、オンナは、信じられない。】








こーんなキャッチフレーズでインパクチョ大!(>インパクチョ?)
のこの映画ですが、


オンナのあたしからしてみれば、敢えてこの宣伝文句に
カブせるように付け加えたい。







「でも、オトコだって、複雑ぅ~~~~♡ 
ワカチコワカチコ~~~!!!」(!?)

(何故か ゆってぃ節)








その夜、後輩君の肩を抱きながら新宿まで歩く姿は、
彼が入社以来、初めてあたしが一番先輩として、
カッコよかったに、違いアルメニア共和国☆キュピーン!
(最後自己申告してんぢゃねーよ)









おすまい☆(酷い訛りで終了)







メモ>コオロギの早食いシーンはなかなか面白いので必見。

メモ>この映画が好きすぎて改造車作った人がいるとか聞いて、
やっぱりオトコのロマンなんだよ!この映画!
と何故か女友達と激怒した(?)


メモ>この映画、目指すカッコよさ的にダグラス・クープランドの
「ジェネレーションX」を思い出したけれど、その比ではない♡
クープランドのじぇねれーしょんえっくす☆は最高なんだよね。
(全部平仮名にすることで何故かバカっぽい響きになること、知ってます!?)


jidoriこの映画の感想文が書きにくくて自撮りで気を紛らわせてる筆者近影

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