gattaca ~近未来SFで見せる、格差社会への警鐘

あらすじ:(yahoo!映画より抜粋)遺伝子操作により管理された近未来。宇宙飛行士を夢見る青年ビンセントは、劣性の遺伝子のため希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ビンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。そうして、ジェロームの遺伝子を借りてエリートとなったビンセントは、宇宙飛行施設“ガタカ”に潜り込む。が、そんな中、彼の正体に疑いを持っていた上司の殺人事件が起こり……。


ふんっ。(鼻息)

スキな映画。鑑賞6回目。


昔からあった、モチロン今もある、そして来るべき

”格差社会”に対して、常識的な見解と判断で

上手に説明しているんじゃーないか。

映像も美。


今もIDカードやらなにやらで公然と、

だが密かに行われているであろう

個人情報、個人管理。


優秀遺伝子、劣性遺伝子か。

遺伝子レヴェルで管理される未来かぁ。。。


確かに、カエルの子はカエルって言葉もあるが、

しかしどうだろか。


個人的には、こういう考え方も悪くないとは思う。

だからと言って、良いとも思いがたい。

同じ穴のムジナってものは常にくっつきやすいだろう。

人間関係も、スムースになるやもしれない。

まさに、以前にも書いたがルイトモ法則だ。


…しかし、だな。しかし、だ。

ナンか、やっぱり引っかかる。

ナンだ。


インドに半年ほど滞在していたときに、

カースト制度を目の当たりにした自分がいる。


この世に生を受けて、神から祝福され、愛されて生まれてきた。

しかし、カースト制度が可能性を無にしてしまう、その強大な力。

生まれ持ったカーストにより、

人生の選択肢が圧倒的に削除される。

バラモン、クシャトリア、バイシャ、スードラ。

(中学校で習ったまんま書いたけど、

間違ってたらすんません、、、そして調べません。)


自分は日本人だという事で様々な階級の方と

お話をすることが出来たが、

どうしても、心のモヤモヤは消せなかった。


ただ、そのカーストのことを可哀相だとは、思わない。

思わないし、思ってもいけない。


旅行者である自分はそれを、黙ってウケいれることが大切だ。

と自分はいつも思っていた。


…この考えも、間違っているのかもしれない。

…でも、よくわからない。



言葉にするのは、そして、ここでこうやって書くのが、

頭の悪い自分には難しい。




人間は、平等なんかでは決して無い。

人間が、平等を求めないのかもしれない。


それは、ナンだ。。。

ナンといっていいか、分からない。

ただただ、衝撃的だった。


差別を無くそう!と言っている。

差別はよくない!と声高らかに。

しかし、どうだ、今だって、アタリマエに差別はのさばっている。


むつかしい。


この映画は、インドで暮らしている時もそうだったが、毎日を

”生きている””生かされている”、そんな風に感謝できる映画だと思う。


近未来のSFモノで”生かされている~!!”実感。ってのも

オカシナ感覚かもしれないが、自分はそうだ。


改めて、今に感謝しながら、生きていくだけだ。

本当に、恵まれている自分に、そしてそんな環境を与えてくれた親に、

周りの方々に、カミサマに感謝しなくっちゃーなー。

…とかとか思うわけサ。

(重い内容かいたわりに最後軽くてすいません)


ウマと、イーサンはこの映画がきっかけで

付き合い、結婚、離婚。

だと思ったな。

子供が2人に激似!(優秀な遺伝子配分なので当然よねw)

かぁぃーぃ。


ジュードロウも、映画選ばないでやたらめったら良く出るが、

この映画ではいい役だった。

似合ってるし。エリート。



この映画も、生活の「音」がいい。

コンタクト装着したり、血液や尿をパックしてたり(そんな趣味はナィ)、

髪の毛一本にわたるまで注意したり(遺伝子がバレちゃうから)

する、その「几帳面さ」と「ぬかりなさ」が

個人的には「ぉおおぉ、スキ!!!」ってなる。


…B型だわ…

ヘンなとこだけ、几帳面w

管理されてる近未来SFならコレも似てるのね。

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